欠けを補修する

ちょっとした衝撃で欠けて使えなくなってしまい、泣く泣く捨てていたお気に入りの器が金継ぎを施すことでまた食卓に並びます。

この嬉しさを広めたい気持ちと忘備録としてこのページを作りましたが、私自身は先生に教えてもらい、フォローしていただきながら金継ぎをしていますので、載せている内容に不足があると思います。興味が出てきたらもっと調べてみてくださいね。

金継ぎ（きんつぎ）は漆（うるし）を使います。
人によってはちょっと皮膚についただけで全身がかぶれてしまうことも・・・。しっかり準備をしてから作業に取り掛かります。

必要なもの

アルコール／ウエス／生漆／小麦粉／水／ヘラ／テレピン油／ガラス盤／筆／彫刻刀／耐水ペーパー＃４００／あて木

始める前に

• 皮膚を出さないよう長袖を着るか、腕カバーをする
• ゴム手袋をする
• 髪の毛は邪魔にならないようにする
• 新聞紙などを敷いて作業
• ガラス盤はアルコールでふき油分を取り除く
• 筆は使用前にアルコールで油抜きをしティッシュでおさえる

接着面を固める

筆を使い生漆を付けて接着面をなぞり固めをする

欠けた部分に砥の粉錆をつける

欠けた部分にヘラで砥の粉錆をつける
（欠けの大きさによっては竹串や割り箸を使っても良い）
※一気に盛り上げようとせず、目安は1ミリくらいの厚さ

２週間ほど乾燥させる

はみ出た砥の粉錆を削る

はみ出砥の粉錆を彫刻刀で削ったり耐水ペーパー（#400）で研ぐ

→元の形になるませ「欠けた部分に砥の粉錆をつける」「はみ出た砥の粉錆を削る」を繰り返す
（欠けが大きいほど作業回数が増える）
※出来上がりの綺麗さはここで決まるので凸凹があった場合も「欠けた部分に砥の粉錆をつける」にもどる

に）生漆を薄く塗る

砥の粉錆で補修した部分に筆で生漆を筆で薄く塗り乾燥させる